THE FACE / TRAIL'S END

収録曲
EAST END
BRIGHT LGHTS, TRASH CITY / WHO KILLED THE MUSIK? / JAILBIRD / / GOOD-NIGHT
BOYFRIEND / MUMMY / WONDER STUFF / END OF THE TRAIL

WEST END
READY STEADY BOOTS ? / SUNDAY MORNING / さよならキッド / NO DIRECTION BOY / RUN, RABBIT RUN
SUNNY SIDE HILL / DEADMAN, BRING ME NO MORE BLUES / LAID BACK! / BABY BLUE


「二枚組ってイイよね。」
とっかかりなんて、そんなモンだ。

完全犯罪の夜、間違いなくオレ達は「行き止まり」にいた。
ポンコツなりに知恵を絞り、ありもしない袖を振って、いくつかの出会いに救われた結果、その壁は越えた。
明日、何を唄うか？を想えるトコまで、あの夜を突き放した。

「次は？」

オレ達は気付いてた。
何を唄うべきかを。

だったら、寄せ集めのしょーもない二枚組ベスト盤じゃなくて、全部新曲のダブルアルバムじゃなきゃダメだろ？
しかも、一枚分の値段じゃなきゃダメだろ？

大丈夫。今ならヤレるさ。

知らないヤツからすればどうでもいい、ある種のフォーマットに、オレは拘った。
一度言い出したら、聞かない（笑）。

やりたい事は山ほどあるが、カタチにするのは簡単じゃない。
メンバーもスタッフも、そりゃ大変だ。

それ以前に、夢中になれる「何か」に出会うなんて、奇跡みたいな話だ。

オレ達はツイてる。

「何を唄うか？」よりも、「誰に唄うか？」なんだと、あの夜、案山子はオレに言った。
今でも、大切にしている言葉だ。

時代に追われ、それでも必死でブラ下がって、得体の知れない不安と絶望に押し潰されそうな、赤い目のウサギたち。
オレにはお前たちが、傷だらけに見えるゼ（笑）。

TRAIL'S END...
行き止まりに立つキミへ、一通の手紙。

4人のポンコツから、愛を込めて。
JOE